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【廃線散策】信越本線、碓氷峠廃線跡「アプトの道」を散策(横川駅~熊ノ平信号場)

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横川駅~軽井沢駅間の碓氷峠は66.7‰の急勾配となっており、長野新幹線(現:北陸新幹線)が開業する前日の1997年9月30日までは峠を越えるために機関車の連結が不可欠でした。

 

新幹線開業後、この碓氷峠は廃線となりましたが、線路の一部は遊歩道「アプトの道」として整備され、横川駅~熊ノ平信号場まで旧信越線の跡地を歩くことができます。

 

今回はこの「アプトの道」に行ってみたので紹介したいと思います。

 

 

 

アプトの道とは?

信越本線の上り本線とアプト式鉄道の跡地を利用し、横川駅から熊ノ平信号場までを結ぶ全長約6㎞、片道1時間30分の遊歩道です。

 

途中には「旧丸山変電所」、「めがね橋」など、どこかで一度は見たことのある建造物を見ることができます。

 

出発は今も変わらず横川駅から

 

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高崎駅から電車で34分。出発地となる横川駅に到着です。

 

かつては碓氷峠越えの駅としてEF62などの電気機関車がひっきりなしに動きまり賑わっていた駅ですが、今では静かな駅となっています。

 

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アプトの道の起点にはこのような看板が立っています。

今回目指すのは、一番下に書いてある「旧熊ノ平駅」です。

 

遊歩道は信越本線上り線を使用!

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遊歩道は信越本線の上り線を使用しています。

 

線路の撤去はせずそのまま遊歩道として整備されているので、しっかり線路の跡が残っています。

 

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下り線は祝日や休日にトロッコ列車が運転されているため、線路としては今も現役?です。

かつて使われていた信号機のも残っています。

 

旧丸山変電所

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碓氷峠のアプト式鉄道が電化されたときに建てられた変電所で、その役割は発電所から送られてきた交流電気を直流電気に変換し蓄電と電気機関車への送電を担っていました。

 

赤いレンガ造りの建物で、1994年に国の重要文化財に指定されています。

 

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建物正面からの写真になります。

 

   

 

 

勾配が続く線路

丸山変電所の前は丸山信号場があり、この場所から熊ノ平駅を経て矢ヶ崎信号場までの区間が国鉄・JRにおける最急勾配区間である66.7‰の区間となっています。

 

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上り線から下り線を眺めます。

 

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先ほど撮ったところからもう少し進んで、今度は下り線を撮ってみると線路がなかなか険しい坂になっているのがわかります。

 

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いまだに現役時代に使われていた橋梁が残ります。

 

旧線(アプト式)と新線の分岐点

 

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ここから信越本線の旧線(アプト時代)と新線が分かれます。

 

旧線は左側に進み、新線は右側に進みます。

 

遊歩道は旧線跡地になるので左側に伸びています。

 

旧線(アプト時代)を進む

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旧線に入ると山の中を進んでいる感じが増します。

 

そして写真のように多くのトンネルや橋を通過します。

 

どれも明治時代の建築物ということもありレンガ造りで歴史を感じさせてくれます。

 

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写真のように連続してトンネルが続くところもあり、まるで物語の世界のような雰囲気です。

 

トンネルの雰囲気は写真のように日が差して、比較的明るいものもあれば。

 

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トンネル内に照明がないと真っ暗になってしまうトンネルもありました。

いくら、照明があるとは言え暗いトンネルを一人で歩くのは緊張します。

 

めがね橋(碓氷第三橋梁)

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いくつかのトンネルや橋梁を通過すると有名な場所である「めがね橋」にたどり着きます。

 

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めがね橋の上はこのようになっていて、かつてはここラックレールと呼ばれる線路が引かれ鉄道が走っていました。

 

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めがね橋では下に降りて橋を見上げることもできます。

このような写真はどこかで一度は見たことがあるのではないでしょうか。

 

めがね橋はすべてレンガ造りであり、使用されたレンガは約200万個といわれています。さらにこの橋の工期が明治24年~26年と、わずか2年間で作り上げたというのだからすごいことです。

 

   

 

 

熊ノ平信号場(旧熊ノ平駅)

アプト式時代は単線だったため上下列車の交換設備が必要だったので、その交換するための設備がこの熊ノ平信号場(旧熊ノ平駅)でした。

 

アプト式が廃止された後は熊ノ平信号場に降格となりました。

 

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写真は横川側のトンネルになります。

 

【左から信越本線上り線、信越本線下り線、アプト式時代】のトンネルとなります。

 

比較すると、信越本線のトンネルとアプト式時代のトンネルではつくりや大きさの違いが一目でわかります。

 

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この写真は軽井沢側のトンネルになります。

 

【左から下り突っ込み線、信越本線下り線、信越本線上り線】となります。

 

突っ込み線とは、駅がトンネルに挟まれており有効長が確保できないため、一度トンネルに突っ込んでから停車するという方法がとられていました。

 

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熊ノ平駅にに隣接して建てられている、熊ノ平変電所の建物も廃墟ですがまだ健在です。

 

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熊ノ平駅の全景になります。

ホームや線路、架線柱、架線まで残っていて、現役の雰囲気をそのまま残しているのではないでしょうか。

 

旧線から見る新線

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 先ほどのめがね橋からは信越本線・新線区間の橋を見ることができます。

 

この橋も碓氷峠を表す代表的な橋ではないでしょうか。

 

現役時代はこの線路をEF63と連結した189系特急あさまなど、碓氷峠を越える様々な列車が通過していたことでしょう。

 

最後に

今回は横川~軽井沢間の最急勾配で名を残した碓氷峠の廃線区間の一部を利用した「アプトの道」を散策してみました。

 

横川~熊ノ平信号場までの往復約12㎞の道ですが、様々な鉄道関係の建造物を見ながらの散策だったのでとても楽しく歩くことができました。