乗り物好きによる旅行ブログ

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【乗車記】上越線を走るSL列車 SLぐんまみなかみ号の旅(高崎→水上)

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

今回は週末を中心に上越線の高崎駅~水上駅間で運行されている臨時快速「SLぐんまみなかみ号」の乗車記と列車の紹介になります。

 

SLぐんまみなかみとは

「SLぐんまみなかみ号」はJR東日本高崎支社が運行するSL列車です。週末を中心に運行され、年間を通して比較的多く運行されています。

 

運行日についてはJR東日本高崎支社のホームページをご覧ください

www.jreast.co.jp

 

牽引する蒸気機関車は2機 「C61 20」と「D51 498」

SLぐんまみなかみ号を牽引する蒸気機関車は「C61 20号機」と「D51 498号機」の2機あり、運転日によってどちらの蒸気機関車が牽引機となるかは変わるようです。

 

今回乗車した「SLぐんまみなかみ号」ではD51 498号機が牽引していました。

「デゴイチ」の愛称で呼ばれている有名な蒸気機関車です。

 

2022年7月はC61 20号機が「SLぐんまみなかみ号」の先頭に立って牽引していました。

停車駅と時刻

「SLぐんまみなかみ号」は高崎駅~水上駅間を1日1往復運行されています。

停車駅と時刻については以下の通りです。(2022年8月現在)

 

停車駅 高崎発水上行 水上発高崎行
高崎 9:56発 17:14着
新前橋 10:10着
10:15発
16:56着
17:02発
渋川 10:35着
10:55発
16:21着
16:35発
沼田 11:26着
11:34発
15:42着
15:52発
後閑 11:43着
11:44発
15:33着
15:34発
水上 12:03着 15:15発

 

観光列車ということで各停車駅では長時間の停車時間が設けられています。特に渋川駅では〔水上行の場合20分〕、〔高崎行の場合14分〕の停車時間があります。

料金・運賃

SLぐんまみなかみ号は全車指定席の快速列車ですので乗るには乗車券+座席指定席券が必要になります。

・指定席料金:530円/席

乗車券はSUICA等も使用できる他、青春18きっぷでも乗ることができます。

 

   

 

SLぐんまみなかみ号乗車記

高崎駅はSL関連がいっぱい

今回の旅の出発駅、高崎駅にやってきました。高崎駅の駅名標はSLをイメージデザインになっています。

 

エスカレーターを上がり改札階まで来ると、壁にはSLの写真やC61の動輪の模型が展示されていました。

 

他にも2番線ホームへ行くエスカレーターの両壁にはC61、D51の絵がたくさん展示されていて、SL一色になっていました。早く駅についても待ち時間は楽しく過ごせそうです!

 

2番線ホームにはD51とC61の各紹介と蒸気機関車の走る仕組みを解説した展示まで用意されていました。

汽笛鳴らしながら入線

2番線から9時27分発〔前橋行普通列車〕が出発すると上野方より「ポー」っと汽笛を鳴らしながらD51 498号機を先頭に今回乗車する「SLぐんまみなかみ号」が入線してきました。

機関車の先頭に立つ2名の関係者の方の立ち姿カッコいいですね!SL全盛期はこのような姿がたくさん見られたのでしょうか・・・。

 

今回の客車は高崎車両センター所属の12系5両でした。他にも内装はリニューアルされていますが旧型客車と呼ばれる昔ながらの客車で運転される日もあるようです。

 

「SLぐんまみなかみ」用の特製の方向幕。行先の「水上」の表示はありませんでした。

 

列車が入線すると特製の横断幕を持った職員の方々がホーム上に立っていました。臨時列車ならではのうれしいサービス!

 

ホーム先頭側までやってきました。先頭に掲げられたヘッドマークがかっこいいですね。

約1年ぶりに復活したD51 498号機の最初の運転日ということで出発式用のスペースや各プレスの方もたくさん見られました。

車内の様子

車内は青いモケット4人掛けボックスシートが並び、いかにも国鉄時代の車両というのが感じられます。

 

ボックスシートの窓側に小さなテーブルを装備。

窓は2段窓です。下の段はストッパーが付けられておりほとんど開けることができませんが、上の段は大きく開けることができました。

 

   

 

高崎駅を出発

9時56分、D51からの長い汽笛を合図に大勢のお見送りの元、高崎駅を時刻通り出発。客車列車ならではの衝撃とゆっくりとした加速で駅を後にします。

出発後は「ハイケンスのセレナーデ」が流れ、各停車駅と停車時刻の案内がありました。

 

10時10分、新前橋駅に到着。停車時間は5分ほどですが高崎駅ほどの人混みはないのでゆっくりと写真を撮ることができました。

 

ホームにはかつて運行された列車の行先標が展示され、今では見ることができないものもありました。

 

10時15分、短い停車時間でしたがなかなか熱い新前橋を出発。列車は両毛線と別れ上越線を北上します。

 

群馬総社~八木原間では進行方向右側に「赤城山」、左側には「榛名山」が見れるはずでしたがあいにくの空模様で見ることができず。

是非、上越線に乗った際には見ていただきたい景色だと思います。

渋川駅で20分の停車

10時35分、伊香保温泉の玄関口 渋川駅に到着。ポイントを渡り3番線に入線します。

渋川駅ではこれから先、上越線の勾配区間に向けたSLの点検や後続する水上行き普通列車の退避のため20分間の停車時間が設けられています。

 

ホームでは地元の高校生による和太鼓の演奏会と渋川名物「へそ踊り」の

おもてなしがありました。

 

渋川駅でも「SLぐんまみなかみ」の出発式が行われました。

 

高崎駅を10時25分に出発した水上行き普通列車に先を譲ります。快速列車が普通列車に抜かされるという普通ならなかなか見られない光景。

 

   

 

いよいよ列車は上り勾配区間へ

10時55分、渋川駅を出発し大きく右にカーブすると利根川にかかる「第一利根川橋梁」を渡ります。橋の形もさることながら景色がよいポイントです。

上越線はこの先、利根川沿いを走り何度も利根川を鉄橋で越えることになります。

 

さて、渋川駅を出ると上越線は徐々に上り勾配区間になります。

 

勾配がきつい区間になると蒸気機関車から出る煙の量も増えていきます。窓の外には蒸気機関車から出た黒煙を見ることができます。

 

また車内放送ではトンネルに入る際には窓を閉めるようアナウンスがありました。

そして、トンネルに入ると乗客の皆さんで窓を一斉に閉めます。

 

とはいえ、窓を完全に締め切っていても隙間から煙は入ってくるので、トンネルが長いと車内も少し煙たくなります。

それも蒸気機関車の旅の醍醐味の一つでしょうか。

 

(津久田~岩本間にある利根川第四橋梁)

上越線の渋川~水上間は左右に蛇行する利根川を鉄橋で渡る景色が見どころです。

他にも、かなり古い橋梁やトンネルが随所にみられるのも上越線が開通してからの長い歴史を感じます。

沼田駅で8分停車

11時26分、沼田駅に到着。ここでは8分の停車時間がありました。

 

ここでは先頭の蒸気機関車の方へは行かず、最後部の客車をメインに撮ってみました。客車列車の止まっているホームという光景はなかなかいいものですね。

 

最後尾のデッキの窓から撮影してみました。どこまでも続く線路を見ることができ、走行中にここから見る景色はたまらないものでしょう。

乗車した際には最後部からの景色を一度見てみてください。

 

   

 

終点の水上に向けてラストスパート

沼田駅を出ると隣の後閑駅まで畑が広がる中を黒煙を上げながら加速し走ります。

沿線で洗濯物を干していると大変なことになりそうですね!

 

11時43分、後閑駅に到着。後閑駅では停車時間1分とあっという間に出発します。車内放送でも降りる人以外は車外に出ないような注意の放送までありました。

 

後閑駅を出発すると、列車はいよいよ利根川が作り出した山間の区間を走行することになります。

 

水上駅の一つ手前、上牧駅付近では進行方向左側の奥に谷川岳を望むことができるようですが・・・今回はあいにくの天候でその姿を見ることができませんでした。

終点 水上駅到着

12時03分、2時間7分の旅を終え「SLぐんまみなかみ号」は終点の水上駅2番線に到着。到着後すぐに蒸気機関車と客車は切り離されます。

客車はこのまま2番線ホームに留置され復路に向けた準備作業が行われます。

転車台で方向転換を見学

水上駅から4~5分ほど歩いたところに「SL転車台広場」があります。ここで、先ほどの蒸気機関車が復路に備えて進行方向を変えるための転車台が設置されています。

 

蒸気機関車運行日にはこの広場に入るのに当日のSLぐんまみなかみ号の指定席券がないと入れないので、列車から降りたら忘れずに持って帰るようにしましょう。

 

先ほど牽引してきた蒸気機関車がポイントを渡り、本線から別れます。

 

バックで転車台までやってきました。転車台手前で一度停止し、ゆっくりと転車台に乗ります。

 

この時転車台もギシギシ音を出していたので、見ている側もドキドキしてしまします。

 

サービスで1回転半回り、蒸気機関車は方向転換が終了しバックでゆっくりと転車台を後にします。

ピット線での整備作業も見学

転車台の隣には蒸気機関車を整備・点検するピット線が設けられています。

ここでは給水作業・石炭の燃えカスの廃棄、各場所の整備・点検が行われます。

写真を見るだけでも、運転等を行う機関士・機関助士を始め多くの作業員が蒸気機関車の運行に関わっていることがわかります。

 

ピット線には線路と線路の間に隙間があり、そこに石炭の燃えカスを捨てることができます。上の写真がその様子。

ピット線では普段近くで見ることができない蒸気機関車の整備の様子や、車体の大きさを感じることができるので、ぜひ訪れて欲しい場所です。

最後に

今回は高崎駅~水上駅間で運行されている臨時快速「SLぐんまみなかみ号」の乗車記でした。

乗車時間は2時間ほどですが、途中駅では長時間停車があり列車から降りて記念撮影ができたり、窓を開けて赤城山、榛名山、利根川などの景色を楽しむことができ、気づいたら終点に到着という感じでした。

 

東京から行きやすいのでぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。